軌道長半径: 39.54041AU
  公転周期: 247.796年
  軌道傾斜角: 17.145 度 
  離心率: 0.24901
  赤道傾斜角: 120.0 度
  自転周期: 6.387日
  赤道半径: 1185km(2015/7/14)
  視半径: 0.04″
  質量:1.32e22 kg(地球=1) 0.006
  最大光度: 13.6等級
  平均比重: 1.10
  扁平率: 0?
  衛星数: 5(2012/7現在)
  会合周期: 366.7日

探査機「ニューホライズンズ」による、冥王星と衛星カロン。望遠撮像装置「LORRI」による白黒の観測データに可視光・赤外線撮像装置「Ralph」によるカラーデータを合成して作成。2つの天体の明るさや色の違いがはっきりとわかる
(提供:NASA/JHUAPL/SWRI)

 太陽系のもっとも外側を回る冥王星は、ローエルやピッカリングによって算定された位置予報に基づいてサーベイが行なわれた結果、1930年にアメリカ・ローエル天文台のクライド・トンボーが発見しました。
 この新惑星は、パーシバル・ローエルの頭文字にちなんでプルート(PLUTO)と名づけられました。軌道は黄道面に対して17度と大きく傾斜していて離心率(楕円軌道の程度)はどの惑星よりも大きく、近日点は44億4220km、遠日点が73億8810kmと非常に細長い楕円軌道になっています。従って、太陽を一周するのに248年もかかります。この間、冥王星は近日点の領域を移動する20年間は海王星の軌道の内側に入るため、冥王星と海王星の太陽からの距離は逆転します。1979〜1999年がその期間にあたっていました。
 冥王星は惑星としては非常に小さく、質量は月の6分の1と、むしろ小惑星に近く、また冥王星の起源もいろいろな説ありましたが、現在ではエッジワース・カイパーベルト天体であると考えられおり、しばしば冥王星を惑星として認めてよいのかとうい議論がでていますが、歴史的な状況もあり惑星の地位から外れることはないでしょう。
 衛星カロンは、冥王星の半分の大きさもあり、母惑星の近距離を公転することから、冥王星はしばしば連惑星と見なされます。

 この冥王星が太陽系の果てだろうと長い間思われていましたが、最近この冥王星よりもっと遠いところにも太陽系の仲間があることが観測から判ってきました。(太陽系外縁天体参照)
 
 太陽系が誕生したときに、惑星になれなかったような物質が太陽系の中のどこかに残っているはずだと言うのが、太陽系の研究者の間で言われ始めたのは1950年の頃でした。そして、実際に太陽から非常に遠い場所(カイパーベルト、彗星の頁参照)、具体的には冥王星の外側にも冥王星と同じくらいか、もう少し小さい天体が最近になって多数発見されだしました。これらの、天体はとても暗いので最近の高度に発達した観測技術によってやっと発見されたのです。

 2006/08/24 プラハで行われた国際天文学連合(IAU)総会で、「太陽系の惑星の定義」が決定された。この結果、太陽系の「惑星」は水星から海王星までの8個となり、冥王星は惑星ではなく"dwarf planet"という新しい分類に入ることとなりました。但し、日本学術会議で冥王星は、準惑星(dwarf planet)の分類です。

太陽系

まるの部屋


衛 星
冥王星の衛星名はギリシャ・ローマ神話の冥界のエピソードにちなむというルールがあります。
カロン(Charon)
冥王星からの平均距離: 19640 km
直径: 1186 km
質量: 1.90e21 kg
 1978年、米国海軍天文台で撮影された冥王星の写真に、わずかに横に伸びた突起を見つけたジェームス・クリスティーにより、衛星であることがわかり、カロンと命名されました。母惑星の約半分の大きさで、対惑星比では太陽系最大の衛星です。密度は水の2倍で、その核は主に水の氷でできていると考えられています。

ヒドラ(S/2005 P1)およびニクス(S/2005 P2)2006年発見
P1とP2の直径は、55から160キロメートル程度
冥王星からの平均距離:65,000キロメートル(P1)及び約50,000キロメートル(P2)

P4 2011 発見 13〜34km程度 ハッブル望遠鏡により発見。「ケルベロス」(Kerberos)と命名
P5 2012/6・7 S/2012 (134340) 1 10〜25km程度 ハッブル望遠鏡により発見。「ステュクス」(Styx)と命名

冥 王 星                     

(PLUTO

準惑星