天 王 星                                                     

 軌道長半径: 19.21845AU      公転周期: 84.02年
 軌道傾斜角: 0.7732度        離心率: 0.0463
 赤道傾斜角: 97.9度          自転周期: 0.718日
 赤道半径: 25560km          視半径: 1.93″
 質量: 8.686e25 kg (地球=1) 14.54 最大光度: 5.3等級
 平均比重: 1.32             扁平率: 0.023
 衛星数: 27(05/01現在)       会合周期: 369.6
 平均気温 -193℃
 大気の構成:水素83% ヘリウム15% メタン2%


 太陽系の第7惑星。天王星は1781年に、W.ハーシェル(大ハーシェル)によって、偶然に6等星の小さな円盤状のイメージで発見されました。望遠鏡で見ると、やや緑がかった青色(メタンの色)をしています。地球・太陽間の距離(約1.5億km)の19倍も離れているので、太陽は輝く小さな円盤にしか見えません。天王星は地球の約4倍の大きさを持った巨大ガス惑星のひとつです。

 天王星の環も木星と同じように非常に暗いく、成分は直径10mに達するほどの大きな岩のかけらと、細い塵とが混ったものです。 天王星の環は55本が知られています

 自転軸が公転面に対して約98度も傾いており、横倒しの状態で公転しており傾きが極端なために、42年間一方の極が太陽光を浴びている(夏)が、もう一方は暗闇の世界(冬)となります。軌道上を半分公転すると、今度は隠れていた一方の極が同じく42年間太陽と向き合うことになります。これは、太陽系の初期に原始惑星の衝突によって自転軸が傾いたからと考えられています。NASAの外惑星探査機ボイジャー2号の観測によって、11本の細いリングや、すでに知られていた5個の衛星のほかに新しく10個の衛星が発見されました。
 また、1997年6月には、パロマー天文台の5mヘール望遠鏡で天王星半径の200〜300倍といった遠方の軌道をまわる衛星が発見されました。

太陽系

まるの部屋


衛 星

  地球の観測で発見された5個の大型衛星のミランダ、アリエル、ウンブリエル、オベロン、ティタニアを除けば、いずれも探査機ボイジャー2号が発見したものです。天王星の衛星の名前には、ミランダ、アリエル、デスデモーナ、オフィーリアのようにシェークスピアの作品の登場人物にちなんだものが多くあります。これ等の衛星の中で興味深いのは五大衛星で、とりわけ、ミランダは奇妙な継ぎはぎ衛星と呼ばれています。
 
 主な衛星

 ミランダ(Miranda)
 幾つもの変わった地形を持っている衛星で、1948年ジェラルド・カイパー(1905〜1973)により発見されました。クレーターのある起伏の多い地域、競馬場に似た楕円形の崖、重ねたトランプを縦にしたような断層密集地域、深い溝と曲がった断層のあるV字形地域、長さ125kmの衝突クレーター、深さ10kmのグランド・キャニオンよりも深い峡谷など、多種多様な地形が見えます。
 これ等の多様な地形は、ミランダ独自の地質活動によって生じたものではなく、かつての大衝突で幾つかの部分に分れたものが、再び結合した結果であると考えられています。



 ティタニア(Titania)
 天王星最大の衛星で、1787年ウィリアム・ハーシェル(1738〜1832)により発見されました。ボイジャー2号が接近通過した時に撮った画像では、ティタニアの表面には分布密度は低いものの、たくさんのクレーターが存在することが解っています。これは過去の地質活動により、地表が変化したことを物語っています。また、地表は多くの谷や裂け目により傷つけられていることもわかっています。これ等の亀裂には、クレーターを半分に仕切ってしまっているものもある。亀裂はおそらく霜と思われる物質で縁取られているが、これは地表の割れ目から何らかの物質が染み出て、凍りついたものと思われます。 




 オベロン(Oberon)
 オベロンの クレーターだらけの表面は、おそらくオベロンが生まれた当初から固かったと思われます。オベロンには アリエル や ティタニア にあるものよりずっと大型のクレーターがあり、また数もはるかにたくさんあります。そのなかには、 カリスト表面に見られるような、噴出物が放射状に流れたあとを持つものもあります。






 アリエル(Ariel)
 アリエルの表面の地形はクレーターと、深さが10km以上で 長さが何百kmにも及ぶつながり合った谷からできています 。 この地形はティタニアに似ていますが、 ずっと大きくより広い範囲に広がっています。 半分くらい埋まったように見えるクレーターもあります。 アリエルの表面は比較的新しい地形です (エンケラドゥスなどの衛星よりは 古いのですが)。 地表を平らにしようとする何らかの活動があったことは明らかです。 谷の途中に見えるいくつかの尾根は氷が噴き出したものだと考えられています



主な衛星一覧表

名前 直径(km) 天王星からの平均距離(km) 発見者 発見年
コルデリア(Cordelia) 26 49,772 ボイジャー2号 1986
オフィーリア (Ophelia) 30 53,794 ボイジャー2号 1986
ビアンカ(Bianca) 42 59,173 ボイジャー2号 1986
クレシダ(Cressida) 62 61.777 ボイジャー2号 1986
デスデモーナ (desdemona) 54 62,676 ボイジャー2号 1986
ジュリエット(Juliet) 84 64,350 ボイジャー2号 1986
ポーシャ(Potia) 108 66.090 ボイジャー2号 1986
ロザリンド(Rosalind) 54 69,943 ボイジャー2号 1986
ベリンダ (Belinda) 66 75,256 ボイジャー2号 1986
S/1986 U10   40 75,256 カルコシュカ
ボイジャー2号
1986
1999
パック (Puck)  154 86,006 1985
ミランダ(Miranda) 480x468X466 129,800 カイパー 1948
アリエル(Ariel) 1162x1156x1156 191,200 ラッセル 1851
ウンブリエル(Umbriel) 1170 266,000 ラッセル 1851
ティタニア(Titania)   1578 435,800 ハーシェレル 1787
オベロン (Oberon) 1522 582,600 ハーシェエル 1787
カリバン97U1(Caliban) 〜40 7,164,647 グラッドマン 1997
シコラック97U2 (Ssycorax) 〜80 12,174,687 ニコルソン 1997
プロスペロー(Prospero) 50 16,568,000 ホールマン 1999
セティボス(Setebos) 40 17,681,000 ホールマン 1999


 

(URANUS)