日食(solar eclipse)

日食のしくみ
 日食とは、月が太陽の前を通過し、太陽が欠ける現象です。本影(umbra)と呼ばれる地域では「皆既日食」と呼ばれ完全に太陽が隠れます。半影(penumbra)は太陽の一部が欠けて見える「部分日食」といいます。また、
 日食の時、地球と月の距離が遠い(見かけの大きさが小さい)場合、月が太陽を完全に隠せず「金環日食」となります。

日食となる条件
 月が地球の周りを公転する軌道(白道)と地球が太陽を公転する軌道(黄道)が5°程ずれています。
白道と黄道が交差するときに日食は起きます。通常 年に1回〜3回程度のこのような現象がありますが、日食の見える範囲は小さな地域に限られており、地域に限定するとまれにしか見られない現象となります。
 同じような日食が18年ごとに周期で見られる現象で、この周期をサロス周期と言います。約120°ずれた場所に起こります。古代ギリシャから知られた現象です。


 第1接触  部分食が始まます。太陽が半分ぐらい欠けた時点から暗くなっていきます。
第二接触前数分前から、本影錐(*1)が始まります。
第二接触の1〜2分前からシャドーバンド(*2)が見られます。
 第2接触  皆既食が始まります。
接触直前 ダイヤモンドリング(*3)が見られるます。
接触直後 プロミネンスが見られます。
第三接触までコロナは見られます
 第三接触  直後 ダイヤモンドリングが見られるます。
部分日食になります。

皆既日食で見られる現象

*1 本影錐
  本影の入った地域は円錐形の影を作ります。この影が、第二接触前に西の空からだんだんに暗くないり、皆既中は真上の位置になり、第三接触中から東の空に移動していく現象です。
*2 シャドーバンド(shadow bands)
  細くなった太陽が大気のゆらぎを地表に投影し、地表面が淡いさざ波の状態のような縞模様が流れるように動く現象。
*3 ダイヤモンドリング
  月で隠され細くなった太陽が月の凹凸からぶつぶつきれた様にみれる「ベイリーリーズ」という現象が見られ、最後に残った部分が明るく(強く輝く)なった状態。ダイヤの指輪の状態に似ていることからこの名前になったと思われます。